• 【ワークハピネス 】吉村 慎吾

天職の発見

最終更新: 2020年7月27日

テレワークになって転職を考える人が増えているとか。わかる気がします。

テレワークになって時間のゆとりが出た。散歩に行く事が多くなった。そんな中で、自分の人生や仕事を見つめ直す時間が増えたのでしょう。

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天職をみつけるために大切なこと

オフィスワーク時代には、朝オフィスに行って、同僚に挨拶して、雑談して、幾つかの会議に出て、上司と面談して、多くの人と向き合う事で1日が慌ただしく終わりました。


締めは「ビール一杯どう?」と同僚を誘って、結局一杯で終わらず深夜に帰宅してバタンと寝て、、、。翌朝、寝不足の目を擦りながら駅に向かい、、忙しく慌ただしい毎日を繰り返す。


実は、仕事に向き合うより、人と向き合っている時間の方が長かったのが、オフィスワーク時代です。


人と向き合う充実感に圧倒されて、仕事自体の満足感にはあまり注目してなかったのかもしれません。ところが、テレワークになると、人と向き合う時間が圧倒的に減って、1日のほとんどの時間を仕事と向き合うようになりました。


すると、「私は本当にこの仕事がやりたいのか?」「この仕事が自分の適職なのか?」と根本的な問いが自分に突き刺さってくるのです。


「天職」とは「好きで得意なことで人や社会に貢献できる職」です。

皆さんの「天職」探索の参考となると思いますので、私が「天職」にたどり着くまでの体験談をお話ししましょう。


私は大学時代、遊びが過ぎて留年し、就職先がなかったので、「何か手に職をつけなければ!」との危機感から、あまり深く考えずに、とりあえず公認会計士になりました。なってみて、その仕事のつまらない事にびっくり!人がつくった財務諸表を後追いでチェックする監査という仕事は、全く私の性に合いませんでした。


監査があまりにも嫌いなので、どこかに出向したいと思い、事務所の掲示板に上がるあらゆる出向募集に手を上げ続け、縁あってJASDAQの上場審査官に出向させてもらいました。この出向が転機となり、帰任後に私は上場支援のコンサルティング業務を始めました。


ベンチャー企業の経営者と二人三脚で会社を成長させていくコンサルティング業務はとても創造的でエキサイティング。社会に出て初めて「仕事が楽しい!」「コンサルタント最高!」「やりがい感じる!」と感じました。弱冠27歳の時です。


週末もほとんど休まず勉強しました。私が週末に勉強すると、翌週にクライアントの経営者により良いアドバイスができて、クライアントの業績が上がるのです。


今思えば、コンサルタントは私の価値観である「貢献」「挑戦」「創造」「探求」を満たし、私のタレントであるクリエイティビティーを存分に発揮できる「好きで得意な職」だったのでしょう。

仕事は毎日充実していたのですが、ネットバブルを見て自分も上場を経験してみたくなり、エスプール(東証一部上場2471)を創業しました。VCから大金を集めてしまった手前、上場は自分の信用を賭けた戦いでした。「天職?」なんて考える間も無く休まず働き、なんとか上場。


達成感と責任を果たした安堵感で気が抜けました。歓喜の時間は一瞬で過ぎ去ります。

はたと脳裏に疑問が湧きました。まさに、テレワークになって考える時間が増えた感じ。


「俺は本当になにがやりたくて生きているのか?」


1週間会社に行かずにさまよいました。自分の過ごした4つの小学校を巡って、ブランコに揺られ、「あの頃、何が楽しかったっけ?」「将来の夢は何だったっけ?」と問い続けました。


中学時代の親友の家を突然訪ねて友達のお母さんにびっくりされつつも、彼の居場所を突き止めて一緒に朝まで呑んだり。


やがて、子供の頃から一貫して「仲間とワイワイ新しい何かを創造したり探求したりするのが好き」とわかりました。上場してわずか2週間で社長を退任して、このワークハピネスを立ち上げました。


そして、今の座右の銘は「生涯一コンサルタント」です。


気の合うクライアントの経営者とワイワイやりながら事業を創り上げる。様々なクライアントを担当する事で、人間と組織に対する探求を深め、その学びを生かしてさらに良いコンサルティング手法を創造する。あれれ、公認会計士時代に感じていた「コンサルタント最高!」に結局戻ってきちゃいました!


もし、公認会計士の時代に「自分にとっての天職とは何か?」「好きで得意なことで人や社会に貢献できることは何か?」という問いを知っていたら、公認会計士を辞める必要はなかったかもしれません。

「幸せの青い鳥」は目の前にいたのです。

だから皆さんも転職とか考える前に、一度じっくりと自分が「好きで得意なことで人や社会に貢献できることは何か?」という問いを考えてみてください。そして、目の前の仕事を「好きで得意なことで人や社会に貢献」する形に変える挑戦に、まずは取り掛かかってください。


永遠に「幸せの青い鳥」を探し続ける愚は避けましょう。


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