• 【ワークハピネス 】吉村 慎吾

最速受験勉強法

今日は受験や資格試験で有効となる最速の受験勉強法に関してお伝えします。私自身、高校受験、大学受験や公認会計士の二次試験、三次試験、最近では難関と有名なワインエキスパート資格試験と、多くの試験をクリアしてきました。


そんな私も大学受験までは要領が悪くてあまりご披露できるネタがありません。当時は完璧主義だったこともあって、教科書の頭から丸暗記にかかり、日本史に関しては、受験前日にやっと江戸時代が終わるという間抜けな具合でした。結果は不合格で浪人。


公認会計士の受験に際して、短い受験期間で何とか要領よく合格したいと思い、様々な受験体験本を読んで編み出したのが本日お伝えする最速の受験勉強法です。


受験で成功する秘訣とは?

ポイントは以下の3点。

・理解できなくても学習範囲を一度、通して読んでみる

・解けなくても過去問を早めに一通りやってみる

・作門する試験委員をよく知る


「理解できなくても学習範囲を一度、通して読んでみる」

これによって何がわかるか?その科目の理念や法則が見えてくるのです。例えば、公認会計士の科目に「民法」という法律科目があるのですが、よく分からなくても教科書を最後まで読むと、「民法」の「所有権絶対の法則」や「契約自由の原則」といった基本法則が見えてきます。


この基本法則を理解して、もう一度教科書を読み返すと、2回目には驚くほど理解力が上がっているのです。


例えばワインエキスパートの試験だと、世界数十カ国のワイン産地、格付け、畑、ブドウ品種等を憶えるのですが、ワイン王国フランスのワイン格付けは、香りや味に対する主観的官能評価で決まります。


ところが、隣国のドイツワインの格付けはエスクレ度という誰が行っても同じ結果となる測定糖度で決まるのです。ドイツの超合理主義が出ていて面白いです。そしてドイツ語圏のオーストリアも全く同じ考え方を踏襲しています。


フランスは一度格付けすると、それを伝統的に守ります。ドイツは毎年格付けをやり直します。つまり、ワイン法にはお国柄が出るのです。


教科書を早めに一読してしまうと、このような国によるパターンが見えてきて国毎のワインの体系が有機的につながってきます。ただ平板に暗記するよりも楽に早く憶えられるようになります。


「解けなくても過去問を早めに一通りやってみる」

教科書を早めに一読したら、次に取り掛かるのは過去問を一通りやることです。解けなくても良いのです。問題を見て、すぐに答えを見る。これを読書にように大量にこなすと頻出箇所と頻出パターンが見えてきます。


独創的な新作問題を作るには多大な努力が必要なので、作門者は過去の問題の微修正をすることが多いのです。まれに、やる気のある試験員が独創的な問題を作門することもあるのですが、そこは正答率が低いので勝負どころとはなりません。


「物事の結果のうち80%は、20%の要素によってもたらされる」というパレートの法則に従うと、80%の点数は重要な20%の分野から稼げることになります。この、重要な20%の頻出分野を教えてくれるのが過去問です。


過去問を徹底的にこなすと、最重要な分野がが見えてきます。まずはこの最重要な20%の分野を確実に正答できるようにする。よっぽど合格率の低い試験でない限り、過去問をこなせばどんな試験でも合格できるはずです。


合格率30%前後と言われる、ワインエキスパート試験に関してはこの過去問を徹底的にやるという作戦で合格しました。


「作門する試験委員をよく知る」

試験問題を作成する試験委員も人間です。あなたが試験委員だったらどんな問題を作りますか?私だったら自分の専門領域から出題します。なぜなら、人生を賭けてその専門領域を研究しているわけで、学者や専門家にとって専門領域を世に広めるとい事は人生の一大事なのです。


試験委員を拝命することは名誉なことですが、一方で面倒くさいことです。面倒くさいことに意義を見出すとするなら、その試験委員という立場を利用して自分の主張を世に問うことです。


だから、出題には必ずその試験委員の方の専門領域とその主たる主張が出題されると思った方が良いです。私は実際、これによって救われました。


公認会計士試験の受験科目は当時、簿記、原価計算、財務諸表論、監査論、経営学、経済学、民法、会社法の7科目と膨大でした。しかし私の受験準備時間は短い。最後は山かけです。


試験委員の学者各々の著作を読んで、その専門領域の主たる主張に賭けました。そして、なんとそこが出題されたのです。おかげさまで短期間の受験準備期間で合格することができました。試験委員も人の子。そこにあるのは公平性よりも自我なのです。


資格試験等、合格すると自信になります。短時間で合格を目指す方、参考にしてみてください。


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