- 【ワークハピネス 】吉村 慎吾
怒らない技術
最近、煽り運転による残念な事件が多いですね。
きっかけは、「車線変更で無理な割り込みをされた!」とか「クラクションを鳴らされた!」などという些細な理由です。
そんな些細な理由で、「カッとなってしまって、、」煽り運転して、暴力奮って、、、人生を台無しにする。
馬鹿馬鹿しい話です。
煽り運転は論外ですが、「カッとなってしまって、、」攻撃的になって、後悔するほどの大失敗をやらかした経験は誰しも持っているのではないでしょうか。
私自身、若い頃、会議で自分の意見に対して否定的なこと言われ、ついカッとなって相手と大喧嘩になって、、絶交などという大失態をしたことがあります。経営者になってからも、怒りに任せて従業員を叱責してしまい、一生取り返しのつかない決裂となってしまったことも、、、
「後悔、先立たず」です。
後悔の末に辿りいついた知恵は、
「怒りの感情が湧いたら、深呼吸して一拍おく」です。
運転中にクラクション鳴らされたり、無理な割り込みされてムカって来たら、深呼吸して、一拍おきます。そして、相手の事情を想像してみます。
「事情があって急いでいるんだろうな、、うんちが漏れそうなのかな?・・昨日、嫁さんと喧嘩してイライラしているのかな?、、、」等と想像する。
すると、怒るどころか、申し訳ない気分になってきます。
心の中で、「頑張れ!」なんて声をかけていることも。
仕事においては、例えば自分の意見が社内で反論されて「ムカッ!」と来たときは、一拍どころか一泊おくのを習慣にしています。
文字通り、「一晩寝て起きてから判断する」です。
寝て起きて次の日の朝にもう一度考えてみると、自分が即時に反論として思い描いた意見とは違う、バランスのとれた良いアイディアが浮かびます。また、アイデアを出す必要はなくて、ただ受け止めて放置すれば良いことに気付くことも多いです。
クラクション鳴らされても反応する必要はありません。怒りの感情が湧いた時、放置して受け流すのが一番賢明な態度です。
「怒りの感情が湧いている時に一拍おくなんてむり!」と思うかもしれません。しかし、それは思い違いです。
熱いヤカンに触れてしまって、手を引くのは反射です。
怒りは反射ではありません。
怒る場合には、次の3ステップを経ています。
1 認知:クラクションが鳴っている
2 価値観による判断:
「私にクラクションを鳴らすのはけしからん!」
3 反応:怒りの感情が湧いてくる
事実と反応の間に、価値観を挟んでいるんです。
クラクションを鳴らされる事に対するネガティブな価値観があるから怒りの感情が湧くのです。熱いヤカンを触った時の反射とは異なり、怒りの反応までには十分時間があります。
深呼吸して一拍おいて
「相手の事情を考えてみる」
さらに
「反応してトラブルに至り、事件に発展していく馬鹿馬鹿しい未来を想像してみる」
怒りの感情が収まり、冷静に戻れるはずです。
人間ですから怒りの感情が湧く事は避けられません。
一拍おけるか否かが賢明な人と愚かな人の分かれ道です。
怒りの感情が湧いたら「深呼吸して一拍おく」、
仕事やプライベートでの身近な人との関係だったら
「一泊おく」習慣。おすすめです。
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