• 【ワークハピネス 】吉村 慎吾

「動物脳」と「人間脳」

最終更新: 2020年7月27日

なぜ、私たちは人から「馬鹿にされる」ことに「怒り」を感じ、周囲の「評価が下がること」に「恐怖」を感じるのでしょうか?


それについては、ホモサピエンスの長い進化の歴史を通して、説明することができます。


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「恐怖」と「怒り」の感情がうまれるメカニズム

人が森で「熊」に出会い、「生命の危機」を感じたとき、脳内からは「コルチゾール」や「ノルアドレナリン」といったホルモン物質が放出されます。そして、心臓の鼓動が早くなり、瞳孔が開き、毛細血管が収縮することで、「逃げる」「戦う」といった準備が整います。


それによって反射神経が高まり、傷を負っても血が流れづらくなり、サバイバルする可能性を高めます。私たち人間は「生命の危機」を察知し、「恐怖」を感じることで生き残ってきた種の子孫なのです。


ビジネスにおいても、森で「熊」に出会ったのと同様の「恐怖」を感じる瞬間があります。


ビジネスでは「生命の危機」まで感じる場面はないにも関わらず、私たちは脳内からコルチゾールやノルアドレナリンを出して極度の緊張状態に陥ります。この状態が長引くと、免疫力は下がって病気になります。

ホモサピエンスは、20数万年前に誕生してから、ほとんどの期間を狩猟採集生活として過ごしました。この期間を24時間時計にたとえると、産業革命からの人類の経済活動期間は、たったの1分ほどしか経っていないのです。


そのため、私たちは「生命の危険」が少ない現代社会に生きながら、DNAは狩猟採集生活のままといった、チグハグな状態なのです。


私たちは馬鹿にされると「恐怖」と「怒り」が湧きます。狩猟採集民の時代には、馬鹿にされることは群れの中での順位が下がる「危機」であり、イコール餓死を意味しました。つまり、「恐怖」や「怒り」の反応をすることは、サバイバルの上で重要だったのです。


しかし、現代においては、たとえ馬鹿にされても、全く「生命の危機」はありません。だから、「恐怖」や「怒り」は不必要な感情なのです。

人間が「恐怖」や「怒り」を感じる部分は「動物脳」と呼ばれ、「快」や「痛み」を司る「大脳辺縁系」なのです。


人間脳を鍛える思考習慣

周囲の評価が気になる。周りの目が気になり、ついつい自分を表現することを躊躇してしまう。失敗することが極度に怖い。これら全てが「動物脳」の反応です。


狩猟採集民の頃には、正しかった反応ですが、現代では不必要な反応です。「恐怖」や「怒り」にとらわれると、人は視野が狭くなり、創造性や挑戦意欲が失われます。さらに長引けば、免疫力が下がって病気になります。


ビジネスで成功するためにも、イノベーションを起こすためにも、「恐怖」にとらわれないことが重要です。では、どうすればこの不必要な「恐怖」や「怒り」から自由になれるか?

それは思考の力です。「人間脳」と呼ばれ「知性」を司る「大脳新皮質」を鍛えることです。「人間脳」で「動物脳」を制御する習慣を身につけるのです。


「人間脳」で「動物脳」を制御する習慣

・ザワザワする「恐怖」の感覚を感じたら、思考の力で「何を恐れているのか?」キャッチして「別に死ぬわけじゃない」「大した話ではない」と勘違いの「恐怖」を捨てる


・イライラザワザワした感覚を放置せず、その感情に向き合って「なぜ、今イライラしたのか?」「どんな恐怖なのか?」と必ず思考する


などがあります。つまり、自分の体の感覚「体感覚」に敏感になることなのです。例えば、肩こりは「恐怖」と「怒り」のサインの1つです。

でも、「恐怖」や「怒り」は、モチベーションの原動力になるのでは?

その通りです。しかし「人間脳」が機能せず、無意識な「動物脳」に振り回されているだけならば、やがてストレスで病気になります。自分で意識できる「人間脳」で、無意識の「動物脳」を上手にコントロールして、人間らしい人生を手に入れましょう。


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