- 【ワークハピネス 】吉村 慎吾
3人寄れば文殊の知恵
「3人寄れば文殊の知恵」と言いますよね。なかなか解けなかった難問が、3人でミーティングをしたら思いもしなかった手法で解けたり。
ところがこの「文殊の知恵」、会議の進め方が下手だと出てこなくなるのです。
例えば、売上を増やす施策を考える会議をしたとします。
冒頭に誰かが、「やっぱ、『楽天市場』に出店することだよね!」と発言した瞬間に、ECというバイアスがかかり、残りの2人の思考が止まってしまう可能性が高いのです。
EC以外にも、テレビ通販や、代理店経由での販売、海外販路の開拓等、様々な施策があるのに、それらのアイデアが出づらくなります。
数多くのアイデアを引き出すコツは「発言の禁止」と「グルーピング」です。
アイデアを出そうと行った時に、いきなり発言するのではなく、まず各人が思いつく限りのアイデアを手元の付箋やノートに書き出していくのです。数分間、静かに各人がメモをしたのちに、全員で順番に一つ一つアイデアを共有していく。
個々人はそれぞれ違った体験や価値観を持っていて、世界を眺める視点も異なっているので、複数人寄れば、それだけアイデアが拡散していきます。
自分でもは思いつかなかった奇抜なアイデアが出てきて驚くこともしばしば。
ひとまずアイデアがたくさんでたら、次に「グルーピング」によってさらにアイデアの拡散を目指します。
例えば、「たくさんの脊椎動物を書き出してみよう!」というお題をみんなで検討したら、最初にライオン、ニワトリ、ウサギ、ワニ、フクロウ、ヘビ、と出てきたとします。
これをなんらかの切り口でグルーピングをしてみます。
例えば、「哺乳類」、「鳥類」、「爬虫類」というラベルでグルーピングすると、以下のようになります。
・哺乳類・・ライオン、ウサギ
・鳥類・・・ニワトリ、ツバメ
・爬虫類・・ウミガメ、マムシ
これのグルーピングを眺めていると不足しているラベルに気づきます。
そう、「両生類」や「魚類」が不足しているのです。
すると、最初の検討では出てこなかった、カエルやサメというアイデアが出てきます。
同じアイデアを「陸」、「空」、「水中」等というラベルでグルーピングすると、、
・陸・・・ライオン、ウサギ、ニワトリ、マムシ
・空・・・ツバメ
・海・・・ウミガメ
このグルーピングを眺めていると、「地中」というラベルに気づき、「モグラ!」という思わぬアイデアに行き着くことができるのです。
アイデアは質より量。量が多ければ多いほど、質の高いアイデアに出会える可能性が高まります。
会議でアイデアを量産するコツは「発言の禁止」と「グルーピング」です。
皆さんもぜひ実践してみてください♪
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