• 【ワークハピネス 】吉村 慎吾

愛おしい体験

生きていると辛いことってありますよね。なんでこんなに苦しまなければならないんだろう。なんでこんな屈辱的な目に会うんだろう。神様を恨みたくなる時があります。

私はある人からのギフトによってこのような辛い思いをもっとポジティブに受け止められるようになりました。


それは最新の心理学のワークショップに参加した時の話です。


お題は「心から伝えたいメッセージ」


40代位の女性がみんなの前に立ちました。彼女はこのワークショップの数日間、見るからに身体が辛そうでした。何かの病気を患っていることは誰の目からも明らかでした。

そんな彼女が力強く堂々と数十人の前に立って伝えたメッセージ。それは、そこにいた全員にとってのかけがえのないギフトとなりました。


彼女は3歳の時、父親の書斎で遊んでいて、彼が大事にしていた本に落書きをしてしまい、ひどく叩かれます。その日以来、父親からことあるごとに厳しく叱られるようになりました。そして彼女は自分の思いを伝えることが苦手になります。

自己表現がぎこちないので学校で壮絶なイジメにあいます。蔑まれ、虐められ、苦しくて悲しくて、こんな思いをするぐらいだったらいっそ死にたいと何度も思ったそうです。

16歳の時にピアノに出会いました。ピアノだけは自由に表現することが許されました。彼女は自己表現することの喜びに目覚め、ピアノにのめり込んでいきます。

そして半年前、ついにロサンゼルスで自分のアルバムを録音するところまで来たのです。

私は「紆余曲折あったけど、本当によかった!」と思いました。

突然、彼女の表情が曇りました。


「実は、私は末期癌で余命が半年なのです。」と衝撃の告白。


会場の空気が一変しました。


「壮絶なイジメにあいました。辛くて、苦しくて、何度も死にたいと思いました。でも、もうすぐ死ぬと分かった今、その苦しく辛かった思い出が全て愛おしいのです。」


そう言って彼女は嗚咽して、その場にしゃがみ込んだのです。


私は号泣しました。そこにいた数十人全員が泣いていました。


数十秒後、彼女は立ち上がり、毅然として話を続けました。


「苦しいこと、悲しいこと、辛いこと、それはとっても貴重な愛おしい体験なんです。皆さんにそれを知ってもらいたいのです。」


彼女の話は終わりました。

死を目前とした人間が話す言葉は圧倒的な真実の力を持って私に迫ってきました。


彼女から大切なギフトをもらいました。


苦しみや悲しみを恐れていました。できれば避けたいと思っていました。

でも、この日より、

「喜怒哀楽、全てを思いっきり味わいたい。それが生きた証なんだ。」

と思える様になりました。


苦しみや悲しみに対するイメージが変わりました。


私の拙い表現でどこまで彼女のメッセージを皆さんに届けられたかはわかりません。


でも、こうして書いて皆さんに伝えることが彼女の供養になると思い、書きました。


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