- 【ワークハピネス 】吉村 慎吾
人に好かれる技術
仕事でもプライベートでも初めて会った人に好かれた方が良いですよね。
営業やっているなら好かれないとなかなか売れません。社内でプロジェクトの協力者を増やすときも好かれる方が有利です。
どんな人からも激しく好かれる万能な方法は無いのですが、「また会いたいな」という「好感」を得るのなら実証された法則と技術があります。
まず、「好感」を得る法則とは「人は似ている人が好き」という事です。
皆さんの友人を思い出してください。何か似ている所や、共通点があるはずです。
高校生時代の友人ならば、以下のような共通点があります。
・同じ地元
・同じ学校
・同じ部活やサークル
・同じ趣味等
だから、仕事においても、出身地や学校、好きなスポーツや趣味が同じだとわかると途端に相手に「好感」を抱きます。
例えば、あなたがビジネスで出会った相手が、同じ出身県だとわかったら好印象を持つでしょう。更に、地元や卒業した高校が一緒だとわかったら郷土愛と母校愛で、目の前の相手に強烈な「好感」を抱くはずです。
好きなスポーツや趣味が共通していても同じことが起こります。
人は、自分が大切にしているものを同じように大切にしている人を好きになるのです。
営業パーソンの方の名刺には出身地や趣味が書いてあることが多いですよね。それは、顧客から「山口の岩国出身なんですね!私もです!」とか、「パラグライダーが趣味なんですね!私も一度やってみたいと思っていたんです!」なんて話を振ってもらって話が盛り上がることを期待しているんです。
地元や卒業した学校を増やすのは難しいので、できる営業パーソンは顧客との共通項を増やすために幅広い趣味を持ったり、多くの雑誌に目を通して話題を豊富にする努力をしています。
「人は似ている人が好き」だからといって趣味や話題を豊富にするにも限度があります。
そこで重要となる技術が「外見や雰囲気を似せる」です。
まずは相手に外見を似せる。銀行に行くなら、スーツ。スタートアップのIT系企業の方に会うならカジュアルな服装。農家に行くなら長靴と手拭い。
相手に外見を似せる事で第一印象での「好感」確保、もしくは拒絶を減らします。
そして次に動作や雰囲気を似せる技術です。
これは心理学用語でミラーリング&ペーシングといいます。
相手が笑顔なら、笑顔にする。苦しそうなら顔をしたら、苦しそうな顔をする。顎を撫でたら、顎を撫でる。右に傾いたら、左に傾く。あたかも鏡に映った自分を見ているように動作を鏡写しで真似るのです。
そして、ペーシング。相手がゆっくり話す人なら、ゆっくり頷く。
早く話すなら、早く頷く。呼吸も相手のペースに合わせます。これ、コーチングやカウンセリング必須のワークなのですが、呼吸のペースを合わせてもらうと妙に心が落ち着きます。
優れたカウンセラーやコーチはほとんど無意識でこのミラーリングとペーシングを行なっています。クライアントは「安心」することでカウンセラーやコーチに正直な本音を語り始めます
ミラーリングやペーシングが「安心感」や「好感」を生み出すのに有効なのは人間の動物としての側面が関係しています。
動物界では自分と似ていない相手は危険です。リスの心臓の鼓動は早く、動きも小刻みです。ライオンの鼓動は遅く、動作もゆっくりです。聞いたことはありませんが、きっとリスはリスの隣にいる方が安心するのでしょう。
上手なミラーリング&ペーシングは人の無意識に働きかけて「安心」をもたらし、より多くの本音を引出します。
人間は聴くよりも話す方が好きですから、たくさん気持ちよく語る事で心が晴れやかになります。
そして気分を良くしてくれるあなたに「好感」を抱きます。
技術の習得には努力が必要です。意識して努力することでやがて無意識で常にできるようになります。
初めて箸を持った時のことを思い出してください。毎回、親から教えられた注意点を意識していたはずです。そして、今は無意識で毎回完璧に箸を使っています。
ミラーリング&ペーシングを意識しながら「傾聴」を続けるのは多大な自己管理の努力が必要です。
しかしその努力は必ず報われます。
あなたの応援団が増えて、やがてあなたが幸せになります。
早速、同僚や家族の方から始めてみてください。
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